こんにちは！リラクゼーション整体宮の宮下です。

　前回は立ち続けていると腰が痛くなる方にむけて、腸腰筋のストレッチをご紹介しました。今回は座り続けていると腰が痛む方向けのストレッチのご紹介です。

座った時の骨盤の傾き

　まずは何も意識せずに椅子に腰かけてみてください。腰かけて頂けましたか？今座っている体勢で注目してほしい部分があります。それは骨盤の傾きです。骨盤が後ろに倒れることを骨盤が後傾すると言います。その逆で腰が反って骨盤が前に傾くことを骨盤が前傾すると言います。椅子に座った時に骨盤がこうけいしていませんか？骨盤が後傾すると腰から背中にかけて猫背になります。座り続けて痛みが出る場合、骨盤が後傾していると考えられます。骨盤が後傾した状態で長い間椅子に腰かけていると、股関節の後ろ側の筋肉群が硬くなってしまいます。裏もものハムストリングスが過緊張になることで、骨盤がハムストリングスに引っ張られることになり、ますます骨盤が後傾してしまいます。骨盤が後傾することで腰椎（背骨の腰の部分）が後湾してしまうことで、骨格の安定性がうしなわれます。不安定な骨格を支えようと周りについている筋肉や靭帯が必要以上に緊張を強いられて腰痛を引き起こします。

ハムストリングスのストレッチ

　椅子に座ることで裏ももの血行が悪くなるほか、上半身の体重で長時間圧迫を受けることで股関節の後ろ側の筋肉も血行が悪くなります。結果的に骨盤を後傾させてしまい腰痛を引き起こしてしまいます。ハムストリングスのストレッチは以前立った状態でもできるものをご紹介していますが、座った状態でできるものをご紹介します。長時間椅子に座って作業をされる方は、定期的にハムストリングスを伸ばして腰痛を緩和しましょう！

１．椅子に浅く腰掛け左脚をのばす

椅子に浅く座り、背筋はまっすぐに伸ばします。膝裏をしっかりと伸ばした状態で左足を前に出します。右ひざは90度になるように曲げておきます。

２．骨盤を立てたまま状態を前にたおす

おへそと太もももを近づけるように上体を前に倒していきます。背中が丸くなって骨盤が後傾しないように気を付けましょう。できるだけ背筋は伸ばしたまま、骨盤を立てた状態で行います。左の裏桃が伸びるのを感じながら30秒キープします。脚を入れ替えて両足行いましょう。

　上体を倒すのに一生懸命になるあまり、背中が丸くなったり、骨盤が後傾すると、本来の目的であるハムストリングスのストレッチの効果が半減してしまいます。上体をたおすのが目的ではなく、あくまでストレッチが目的です。まずは正しいフォームを意識してゆっくり行いましょう。

　頑張ってセルフケアしてるけれども・・・

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それでは今日はこの辺で♪