理想的な立ち姿勢とは?①香芝市近郊だけでなく奈良市や大阪からもマッサージや整体にお客様が集う『リラクゼーション整体宮』がお答えします!

こんにちは!

リラクゼーション整体宮の宮下です。

皆さんきれいな姿勢と聞くと、どのような姿勢を想像しますか?

モデルさんのようなすらりとした姿勢?

胸を張って腰をそらして・・・

 実は見た目にキレイだからと言って、必ずしもよい姿勢というわけではありません。ご来店いただくお客様の中に時々お見受けするのが、まっすぐの背中、胸を張って腰をそらして…一見するとモデルさんのようなきれいな姿勢に見えます。でもお話をお伺いすると、肩こりや背中の痛みといった悩みを抱えていたり、マッサージをさせていただくと背中も肩もとても緊張していてカチカチだったり。猫背のような一見して不良姿勢と分かるようなものもありますが、キレイを意識しすぎたその姿勢が、体に悪影響を及ぼしていることもあります。

 では、理想的な立ち姿勢とはいったいどのようなものでしょうか?

 それは力学的にも生理学的にも心理的にも安定したうえで、美的に美しい姿勢です。

 力学的に安定しているというのは、簡単に言うと無理せず楽に立てるということです。もう少し専門的に言うと、重心が中心にあり関節や筋肉や靭帯などの活動が最小限でバランスをとれる姿勢です。重力に対してバランスを取ろうとするとき、関節や筋肉や靭帯などにできるだけ負担をかけない姿勢が良い姿勢だといえます。どういう状態かというと、安静にした状態で立った時に頭・体幹・骨盤・四肢の配列が、後方と側方から見たときにきれいに並んでいる状態です。具体的には、後方から見たときに後頭部と首の付け根の隆起(外後頭隆起)、背骨の突起(椎骨棘突起)、おしりの割れ目(殿裂)、両膝内側の隙間の中心、両内くるぶし間の中心が一直線上を通りる姿勢です。また、側方から見たときに耳の穴(耳垂)、肩(肩峰)、股関節(大転子)、膝の前(膝関節前部)、くるぶし(外果)の2~3cm前が一直線状を通る姿勢です。この位置が保たれているとき、重心が中心に位置することで筋肉や関節への負担がすくなく安定性が良くなります。

 それでは生理学的に安定しているとはどういうことでしょうか?

 人は何もしていない時でも身体は活動しています。例えば長時間椅子に座って休憩していたとします。休憩でも同じ姿勢で長時間いると疲れてきませんか?それは、無意識のうちに筋肉や靭帯などが休憩しているその状態を保とうとすることで常に緊張しているからです。これを静止性収縮と言いますが、常に緊張を強いられた結果筋疲労を生じてしまうことが原因です。ですから、そういった疲労を回避するためにも同じ体制でなく、時々姿勢を変えることも重要になってきます。また、医学的には呼吸器・循環器・消化器などに過剰な負担をかけないことも良い姿勢の条件となります。例えば猫背姿勢などは肺や胃などの内臓を押しつぶす格好になりますから、内臓に負担をかけてしまいますよね。

 自分の立ち姿というのは鏡で見てもなかなかわかりづらいものです。そこで提案です。一度試しにご家族や友人にお願いして後ろ姿と横からと、スマホや携帯で撮影してもらってみてはいかがでしょうか?客観的にご自身の姿勢を見ることができて、きっといろいろな気づきがあると思います。

 

『理想的な立ち姿勢とは?②』へ続く・・・

 

 

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