こんにちは!
リラクゼーション整体宮の宮下です。
『理想的な立ち姿勢とは?①』のつづきです。
前回は、一見みた目にキレイに見えても姿勢によっては身体に負担をかけているというお話をさせていただきました。良い姿勢をとるためには
① 力学的に安定していること
② 生理学的にあんていしていること
③ 心理的に安定していること
④ 美的に美しいこと
が重要です。上の4つが正常に機能しあえば、身体への負担を最小限に抑えた良い姿勢をとることができるようになります。①と②については前回お話しさせて頂きましたので、今回はその続き、まずは③心理的に安定についてお話ししたいと思います。
それでは心理的に安定しているとはどういうことでしょか?
自信がない時、落ち込んだ時、不安な時、身体が縮こまって肩を落とし背中が丸く猫背になってしまうといった経験はないでしょうか?またはそういった心理状態の人と会ったとき、その方の姿勢はどうだったでしょう?思い起してみて下さい。その逆で、自信に満ち溢れ、気持ちが上を向き、安心した気持ちの時は自然と背筋も伸びています。これは姿勢は心の影響を大きく受けることを表しています。ですから、良い姿勢をとろうと思うとき、心も健全で心理的に安定していることが大切です。心理的に不安定な状態にある時は、本人も気づかないうちに猫背姿勢になってしまっていることもあります。
力学的に安定していること、生理学的に安定していること、心理的に安定していることを踏まえたうえで、美的に美しいことが大切です。
美的に美しいとはどういうことでしょうか?
美的に美しいというと人それぞれの主観によっても変わりますが、ここで重視したいのは形式美です。形式美とは“芸術などにおいて、表現された思想内容に対して、統一・均整・調和など形式的側面における美”(コトバンクより)のことです。人の美の形式には、バランス、均整、プロポーション、躍動感などがあげられます。
前回の冒頭でお話ししましたが、美的な美しさだけを追求して、力学的・生理学的・心理的な安定をなおざりにしてしまうと、本当の意味での良い姿勢とは言えず、健康を損なう恐れもあります。また、力学的に楽な姿勢だからと言って、例えば椅子にだらしなく腰掛けるといった悪い姿勢をとるというのはどうでしょう?これは、力学的・心理的には安定しているかもしれませんが、生理学的にも美的にも安定しているとは言えません。筋活動を抑えることができるので楽かもしれませんが、悪い姿勢を習慣化しやく、多くの方がこの落とし穴にはまっているといえます。しばしば勘違いされますが、良い姿勢=楽な姿勢ではないということです。
日常的に悪い姿勢を習慣化させないためにも、『楽だからとだらしない姿勢をとらない』、『同じ姿勢をとり続けないように適度な休息や運動を心がける』、『いつも明るく前向きに元気よく!』、『小さなことでくよくよしない』など、まずは日頃の生活を見直すことから始めてみましょう。できることからコツコツと良い習慣を積み上げていきましょう!日頃悩まされている肩こりや腰痛の原因は、姿勢のゆがみにあるかもしれません。すでに悪い姿勢が習慣化してケアが難しいと感じたら、いつでもご相談下さい。
それでは今日はこの辺で・・・