昔、『さんまのからくりTV』と言うクイズ番組を
よく観ていました。様々な趣向を凝らした面白いクイズがたくさん登場し、すごく楽しませてもらいましたが、その中でもすごく印象に残っている『ご長寿クイズ』と言うコーナーがありました。誰でも分かるような優しいクイズに三人の老人が回答し、誰が優勝するかをを予想します。珍回答が炸裂し視聴者を楽しませていましたが、それを観ていた私はいつも思っていました。
ボケるのは嫌やなぁ〜
睡眠の質が低下すると成長ホルモンを始め様々なホルモンの分泌に
影響を及ぼします。ホルモン分泌の指令を出すのは脳ですが、睡眠には脳を休めると言う重要な働きがあります。睡眠不足などの睡眠の影響が20年後の脳に及ぼす危険性をあなたは知っていますか？ズバリ！認知症リスクです。今日は睡眠不足がリスクを産む認知症についてのお話です。
知ってるようで知らない認知症
そもそも認知症は、脳の細胞が破壊されたり、働きが悪くなる事で起こり、日常生活に支障が及びます。認知症は、特定の原因がはっきりしていません。言うなれば風と同じように病名ではなく症候群です。ですから脳内で起こる変化や、それが起きる場所などで症状も変わってきます。
そんな中でも特に症状として有名なのが記憶障害です。よく「物忘れ」と混同されますが、「物忘れ」は脳の老化に伴う一時的なもので、ヒントがあれば再度思い出す事ができます。一方認知症は記憶がすっぽりと抜け落ち、ヒントがあっても思い出すことができません。
認知症の種類はいくつかありますが、その約6割を占めるのが、アルツハイマー型認知症です。脳の記憶を司る海馬を中心にその周辺に老人斑や神経原繊維変化が見られます。初期症状としては「物忘れ」があり、「物取られ妄想」「徘徊」「取り繕い」などが特徴的な症状として上げられます。
認知症は20年かけて発症する
アルツハイマー型認知症の原因として「アミロイドβ」が上げられます。「アミロイドβ」はタンパク質の一種です。その「アミロイドβ」が脳に沈着し、これが神経細胞を破壊する事で発症すると言われています。この「アミロイドβ」の沈着はアルツハイマー型認知症発症の実に20年も前から始まっていると言われています。現在、65歳以上の4人に1人は認知症もしくはその予備軍と言われています。単純に-20年すると、その沈着はは既に40代から始まっていると言えます。
認知症リスクを下げる為にできる事
「アミロイドβ」の沈着を抑える方法はないものでしょうか？実は脳には「アミロイドβ」などの脳内の老廃物質を除去する働きが元から備わっています。そうです！睡眠です。しかし、ただ時間を取ればいいと言うのでは有りません。不眠症を代表とした睡眠が不安定な人は、睡眠が安定している人に比べ「アミロイドβ」の沈着が5.6倍にもなったそうです。人は眠ることで脳の働きをメンテナンスしています。人質の良い睡眠をしっかり取ることが、アルツハイマー型認知症の予防につながると考えられています。
今の不摂生が、20年後の自分を脅かす。本当に怖い話です。私は現在44歳ですから、しっかり射程圏内に入ってると言うところです。こんな事実を知るとしっかり睡眠時間を確保せねば！と、改めて決意させられるわけですが、現実はなかなか厳しです。って、嘆いていては駄目ですね。疲労改善だけで無く、将来の健康の為にも言い訳せずにがんばります（笑）。質の良い睡眠を取れるように！
因みに・・・
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それでは今日はこの辺で。
