今日は、前回の終わりに少し触れた体温調整に重要な役割を果たす寝具の働きについてお話ししたいと思います。
寝床内環境を整えるためには
寝床内環境とは、簡単に言うと布団の中の環境のことで、敷布団と掛け布団に囲まれた人が寝る小さな空間を指します。質の良い睡眠のためには、とくに寝床内の温度と湿度が重要です。最適な寝床内環境は、温度は33℃±1℃、湿度は55%±5%と言われています。寝床内の温度は、人が発する体温で温められる熱量と布団から放散される熱量のバランスが重要で、一定に保たれるのが理想です。湿度に関しても同様で、就寝で布団に入ってからすぐの発汗で一時的に上昇するものの、その後の温度の上昇によって、湿度も一定に保たれることが重要です。ですから、最適な寝床内環境を得るには、寝具選びが重要となります。
寝具を選ぶときに考慮したい5つのポイント
1:保温性
まず重要視したいのは保温性です。人は眠りにつくと体温が下がります。深い眠りにつくために必要ですが、保温性が保てない寝具では、最適な体温調整ができず、良い睡眠がとれません。
2:吸湿性・透湿性・放湿性
身体は体温調整のために発汗で作用を利用します。そのため吸湿性・透湿性・放湿性に優れた寝具で、一定の湿度が保てることが重要です。
3:重さ
布団の重量は、寝ているときの寝返りなどに影響します。あまり重たい掛け布団ではその重さが邪魔をして、上手く寝返りがうてません。人は寝返りをうつことで血液の循環を促し、血流が停滞するのを防ぎます。また、寝返りをうつ事で寝床内の温度と湿度を一定に保ちます。寝返りの妨げにならない重量のものを選びましょう。
4:フィット性
布団の中の暖かさが逃げてしまっては、最適な寝床内環境を保てません。身体に添いやすい柔らかさのことを、ドレープ性と言いますが、ドレープ性が高いと寝返りも打ちやすく、フィット感もあります。
5:敷布団の支持性能
敷布団は硬すぎても柔らかすぎても質の良い眠りにをえることは出来ません。理想な硬さは筋肉の硬さ。日頃の立ったときの姿勢と同じ姿勢が保てることが大切です。身体の一部に集中して荷重がかからない体圧分散と寝返りがうちやすように、ある程度の硬さが求められます。
枕選びも重要ですが、熟睡するには寝具選びも重要です。まず、寝具に求められる性能を知って寝具を選ぶ際の参考にして見てください。上記のような条件にできるだけ近い素材の寝具が理想です。とはいえ、布団の素材も様々で素材に応じて短所長所があります。熟睡で疲労改善するための豆知識として今後、布団の素材についても掘り下げてお話しして行きたいと思います。
因みに・・・
猫背や骨盤のゆがみも熟睡を妨げる要因になります。奈良県香芝市のリラクゼーション整体 宮(みや)は香芝市近郊、広陵町、大和高田、上牧町、王寺町、だけでなく、葛城市や橿原市、生駒市、奈良市や大阪からもご来店いただいております。リラクゼーション整体 宮では、延べ45,000人以上が受けた整体、マッサージで疲労や身体の不調を改善ケアします。多くの患者様を診た経験で培った一人ひとりに合わせたオーダーメイド施術を行います。手技マッサージを中心とした即効性の高い整体を体感してください。寝姿勢が原因で姿勢がゆがんでいるかも!?と感じたら↓をクリック
それでは今日はこの辺で。