猫背が原因で起こる症状として、どんな症状を思い起こしますか?と質問をすると、大抵の方が“肩こり!”と答えます。もちろん、肩こりの多くは猫背を原因となっておこります。でも実は、膝の痛みも猫背が原因で起きることがあります。今日はなぜ猫背が膝の痛みを引き起こすのかお話したいと思います。
膝と腰の関係
前回、猫背姿勢は腰痛の原因となるということをお伝えしました。腰という字は月(にくづき)に要(かなめ)と書きます。腰は身体を支えるかなめともいえるのですが、その腰がうまく身体を支えるために補助してくれている箇所があります。それが膝です。基本的に上半身の体重を腰骨や骨盤が支えます。腰にかかる負荷は骨盤を経て左右の脚に二分されます。さらに太ももの骨から膝の関節を経て下腿へつ続きますが、バランスは腰だけで取るのではなく、補助的に膝関節がサポートしています。さらに下へ足首、いわゆる足関節とも連動して全体のバランスを取っています。
猫背になると膝へ負担がかかる
では具体的にどのようにして膝が痛むのか。順を追って説明します。
①猫背になることで重心がずれて腰への負担が増します。
猫背になることで重心が前方にうつるため、それを支えようと腰への負担が増大します。
②猫背姿勢のバランスを取るため骨盤が後傾
背骨のS字構造が崩れることで腰椎(背骨の腰の部分)が後湾します。腰への負担を減らすために骨盤が後傾します。それだけでは安定しないため、膝を軽く曲げることでバランスを取ります。
③体重の大部分を膝が負担
膝を軽く曲げてることで身体全体でS字を描くようにバランスを取ろうとすることで、正しい姿勢をとる以上に膝周りの特に太ももの筋肉が疲労します。太ももの筋肉は膝の関節が正常に働くためのサポートをしていますから、膝関節の機能が格段に落ちます。
④膝に過度の負荷が掛かって痛める
身体を支えるだけでなく、歩いたり走ったりといった運動の際、衝撃を和らげる働きをする膝。本来背骨、腰、膝へとまっすぐに重心がかかることで、それぞれの場所に負荷が分散されるのですが、それが膝へ集中することになります。その機能が低下することでさらに膝への負担が増大し、耐えきれなくなった膝関節が痛みだします。
もちろん歩きすぎたから膝が痛いということもあると思いますが、身体は様々な関節や筋肉などが連携しながら動きます。負担が一極集中しないように同じ運動量でもかかる負担を減らすには、正しい姿勢を意識することが大切です。
因みに・・・
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それでは今日はこの辺で♪