特に食事の量が増えたわけでもない。生活習慣に変化があったわけでもない。それでも体重が増えて中年太りまっしぐら。心当たりはないですか?それには加齢に伴う身体の仕組みが変化していることが関係しています。今日は40歳を超えたら気を付けたい食事のお話です。
解糖系とクエン酸回路
若いころは好きなものを好きなだけ食べても、効率よくエネルギーとして消費されます。思い出してみると子供のころは、ほぼ毎日と言っていいほど糖質を中心としたおやつを食べていました。もちろん食べすぎはよくないですが、もはや40歳も過ぎると少しの油断ですぐに浮き輪成人(お腹の周りに脂肪がたまりまるで浮き輪をしているような人)です。それには理由があります。若いころはエネルギーの材料として酸素は使わずに糖質を分解してエネルギを作り出します。成長期における糖質は、細胞分裂を繰り返す際のエネルギーとして消費されます。これを解糖系といいます。もう一つエネルギーを生み出す仕組みとして、クエン酸回路があります。クエン酸回路は細胞のミトコンドリアの働きによってエネルギーを生み出します。酸素を使って糖質や脂肪、たんぱく質をエネルギー源とするのです。クエン酸回路は休むことなく働き続ける心臓や脳などの臓器の活動減となります。成長期においては細胞分裂が盛んにおこなわれます。それゆえ、糖質をエネルギーに変える解糖系のエネルギー生産が活発に行われます。ところが大人になり、成長における細胞分裂がひと段落すると、解糖系のエネルギー産生よりも臓器などの活動減となるクエン酸回路によるエネルギー産生へときりかわるのです。ところが、若いころと変わらず糖質中心、糖質依存の食生活を続けていると、摂取した糖質をエネルギーに変換できなくなり代謝異常の原因となります。残念ながら40歳前後になると運動不足や食習慣の乱れによりミトコンドリアの数は減少していきます。
ミトコンドリアの数を増やすには?
40歳を超えて数が減少するミトコンドリア。それによって上がる代謝異常のりすく。それを防ぐにはミトコンドリアの数を減らさないようにすることです。その方法とは、
① 空腹時間を作る
② 湯船につかって身体を温める
③ ウィーキングやストレッチなどの軽い運動を続ける
の3つの項目を意識した生活習慣を身につけましょう。どれも中年になると気を付けたい健康習慣です。だらだらと間食をしたり、面倒だからとシャワーだけでお風呂を済ませたり、疲れているからと運動不足になったり。身体に悪いとされる習慣を断つことが大切です。ちなみに、風邪をひきやすくなったり、疲れやすくなったり、太りだしたなんて言う症状はいずれも代謝低下による老化現象です。代謝低下は生活習慣病のリスクを高めます。ここらで気を引き締めて生活習慣を改めてみませんか?若い身体を作るにはどうすればいいのか、次回お話したいと思います。
因みに・・・
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それでは今日はこの辺で。