皆さんはどんな素材のまくらで寝てますか?
枕に使用される素材は様々です。高さや寝返りのうちやすさはもちろん重要ですが、使われている素材で寝心地が変わります。実は必ずしも寝心地のいい枕=体にあった枕と言うわけではありません。さらに素材によって枕の対応年数や
お手入れの仕方も変わります。
今使っている枕はちゃんとお手入れできていますか?
と言うわけで、今日は枕の素材に関するお話しです。
枕の素材は色々
枕の素材にはたくさんの種類があります。素材の知識を知って、自分に合うものを選びましょう。
羽根
羽根の素材はダウン(わた羽)フェザー(本羽)があります。枕に使用されるのは、軸がしっかりしているフェザー。
長所:吸湿性放湿性に優れ通気性が良い。弾力があり復元力がある。
短所:羽特有の匂いがある。特に梅雨時期は湿気を含んで匂いが強くなる傾向があり、へたりやすい。
手入れ:週に1回程度の陰干し。干した後は軽く叩いて中の羽をほぐす。洗濯は中性洗剤で手洗い。頻繁に洗うとヘタリの原因となる。
交換目安:約2〜3年
真綿(シルク)
蚕の繭をわた状に伸ばしたもの。
長所:吸湿性がよく、繊維の特性上埃がつきにくく片寄りが少ない。
短所:へたりやすい。
手入れ:天気の良い日に陰干し。干した後は軽く叩いて中の真綿をほぐす。
交換目安:約1〜2年
パンヤ
熱帯地方のパンヤの木の実から取れるわた毛
長所:吸湿性が高い。頭に馴染みやすい柔らかさ。
短所:へたりやすく、夏場は蒸し暑く感じる。
手入れ:頻繁に干して乾燥させる。叩いて形を整える。洗濯不可。
交換目安:約1年。
キャメル
ラクダの毛。羊毛に比べてフェルト化しにくいが、かさ高ではおとる。
長所:吸湿性が放湿性に優れ、復元力もある。
短所:夏はやや熱がこもり、劣化するとへたりやすい。
手入れ:週一回の天日干し。洗濯不可
交換目安:約1年
ウール
羊の毛。弾力性とかさ高性があり、ソフトな肌触り。球状に加工されたものが使用される。
長所:吸湿性、放湿性、復元性に優れる。
短所:夏場は熱がこもりやすく、劣化するとへたりやすい。
手入れ:週に一度の天日干し。叩いてウールをほぐす。洗濯不可
交換目安:約2年~3年
ポリエステルわた
合成繊維。ふわふわした球状の繊維わたからできている。
長所:綿埃が発生しにくく、何回でも洗濯可能
短所:吸湿性に乏しく劣化するとへたれやすい。
手入れ:繊維の間の水分を蒸発させるため、時々天日干し。洗濯可。
交換目安:約2~3年
低反発ウレタンフォーム
ポリウレタンを発砲させて作られる。
長所:弾性が高く、クッション性に優れている。低反発でゆっくりと沈み込み頭にフィットしあたりが優しい。
短所:通気性が悪い。熱がこもりやすい。
手入れ:週に一度陰干し。布団乾燥機は避ける。
交換目安:2~3年
そば殻
ソバの実を脱穀した後の種皮。通気性、弾力性がある。
長所:通気性に優れ、熱や湿気がこもりにくい。どくときの冷感あり。
短所:そば殻がつぶれると粉になり、アレルギーの原因になる。湿気をためたままにしておくとカビが生える恐れがある。
手入れ:頻繁に天日干しして、乾燥状態を保つ。
交換目安:約1年
プラスチック素材(パイプビーズ)
合成樹脂でできており、ストローを細かく切ったような形状。
長所:そのまま洗える。通気性・耐久性もよい。ほこりが付きにくい。
短所:吸湿性がない。
手入れ:目の細かい洗濯ネットに入れて、弱流で洗う。脱水後はつるして自然乾燥。
交換目安:4~5年
よくある定番の枕素材についてまとめてみました。こうやって見ると実にいろいろありますね。良い枕の条件として『寝返りの打ちやすさ』が重要ですが、この条件でいうと低反発ウレタンフォームの枕は頭にフィットしすぎて寝返りの妨げになるのでよくないそうです。また、そば殻やプラスチック素材の枕は形が定まりにくいため、こちらも寝返りの観点からは条件にそぐわないという事です。最近では、低反発の逆で高反発素材の枕もあり、こちらは寝返りがうちやすいです。ただ、今まで柔らかい枕に慣れすぎていると頭が安定しずらいので、寝心地が悪いかも。。。調べていて驚かされたのは、枕の寿命って意外に短いってこと。平均2~3年程なんですね。今お使いの枕の素材を知って正しくケアして使いましょう。
因みに・・・
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それでは今日はこの辺で。
参考文献:手作り安眠枕の本(日本ボーグ社)