こんにちは!リラクゼーション整体宮の宮下です。
前回から引き続き、腰痛に効果的な体操をご紹介しようと思います。前回のおさらいになりますが、腰を反らしたときに痛みが出るという方向けの慢性腰痛改善体操として「ウィリアムズの腰痛体操」ご紹介させていただきました。とても有名な腰痛体操ですが、反らしたときに痛みが出る腰痛には大変効果的でおすすめです。詳しい内容は↓
それでは再度確認です。まずは腰をお辞儀をするように曲げてみましょう。次に腰を反らしてみてください。どちらの動作で痛みを感じましたか?腰を反らす動作で痛みが出る方は前回紹介したウィリアムズの腰痛体操をぜひ試してみてください。今回紹介するのはお辞儀をした動作で痛みが出る方向けの腰痛体操「マッケンジーの腰痛体操」です。
マッケンジーの腰痛体操
お辞儀をしたときに腰に痛みが出る原因の一つとして、椎間板のずれが考えられます。椎間板は背骨と背骨の間にあってクッション材のような役割を果たします。この椎間板の中心には髄核と呼ばれるゼリー状の物質が存在します。椎間板と髄核は、フレキシブルに動く背骨の動きに合わせて衝撃を吸収するように動きます。椎間板が体の動きについていけず、強い圧迫力を受けて椎間板から髄核が飛び出してしまう症状を椎間板ヘルニアといいます。この髄核が神経に触ることで神経痛が起こり、ひどいと立つことすらできなくなります。髄核が飛び出すとヘルニアですが、椎間板から飛び出すまではいかないまでも、中心位置からずれてしまうことがあります。この髄核が背中側(後方)にずれることで神経や筋肉を刺激し痛みを発する原因となるのです。
髄核のずれは猫背姿勢など、背中を丸めるような姿勢、長時間の座り仕事や立ち仕事、中腰作業など、様々なシーンで起こります。お辞儀をしたときに出る腰の痛みは、髄核のずれの関与が考えられます。マッケンジーの腰痛体操はこのずれた髄核をもとの位置に戻すことを目的としています。ここではスタンダードなマッケンジー体操と髄核が左右にずれている場合のマッケンジーの腰痛体操の2種類をご紹介します。
HOW TO
反らすマッケンジー体操(スタンダード)
長時間の座り仕事や立ち仕事、中腰作業で腰が痛む方向けです。
① うつぶせに寝ます。腕立て伏せをするように両手を肩の位置で床につきます。
② 腰から足にかけて力を抜いた状態で上体を反らしていきます。両腕を伸ばすところまで反らせない方は、肘をついたところでキープします。決して無理はしないこと。反らせるところまで反らしたら、息を吐きながら2秒間静止します。
③ ゆっくりと元の位置まで戻ります。これをゆっくりと10回程度繰り返します。
ずらすマッケンジー体操
左右どちらかに痛みが出る方向けです。
① うつぶせに寝ます。痛みの出ている腰と反対方向に10cm程度腰をずらします。(くの字を書く状態)
② 腰をくの字にずらした状態で反らすマッケンジー体操の要領でゆっくりと上体を反らします。
③ 反らすマッケンジー体操同様、10回程度繰り返し行います。
どうでしょうか?前回ご紹介したウィリアムズの腰痛体操も今回ご紹介したマッケンジーの腰痛体操もとても簡単でご自宅ですぐにでも試せます。お風呂に入った後や就寝前のセルフケアの一つとして、ぜひ日常に取り入れてみて下さい。
因みに・・・
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それでは今日はこの辺で♪